執筆者
きむら歯科
院長木村 謙治
経歴
- 2016年4月~
2018年9月医療法人知慈会 ふじた歯科クリニック - 2018年10月~
2021年12月冨士田歯科医院 - 2022年1月~ 現在 園部歯科
- 2026年8月きむら歯科開業
歯を失った部分を補う方法には、入れ歯やブリッジなど複数の選択肢があり、インプラントもその一つです。インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着することで、噛む力や見た目の回復を目指す治療です。ただし外科手術を伴うため、誰もが同じ条件で受けられるわけではなく、事前の検査とリスクの評価がとても大切になります。
歯を補う方法にはいくつかの選択肢があります。どの方法が合うかは、お口の状態やご希望によって異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
インプラントは、歯の根に相当する人工歯根(インプラント体)を顎の骨に固定し、
その上に人工歯を取り付ける治療です。
人工歯根が顎の骨に支えられるため、しっかりと噛みやすく、見た目も自然に仕上げやすいことが特徴です。
一方で、外科手術を伴うことや、治療期間が比較的長いこと、そして原則として保険が適用されないことなどあらかじめ理解しておきたい点もあります。インプラントが適しているかどうかは、お口や全身の状態によって異なりますので、他の治療法とあわせて、じっくり検討することが大切です。
インプラント治療では、まず顎の骨の量や質、神経や血管の位置を確認し、あわせて歯周病やむし歯の有無、噛み合わせの状態などを検査します。これは、インプラントが骨としっかり結合できるか、術後に問題が起きにくい環境かを見極めるために欠かせません。
検査のうえで治療が適していると判断された場合、人工歯根を顎の骨に埋め込む手術をおこないます。
その後、人工歯根と骨が結合するまで一定の期間を置き、結合が確認できたら、土台(アバットメント)を取り付け、歯型を取って人工歯を作製し、装着して治療が完了します。
※結合を待つ期間は、骨の状態や全身の健康状態などによって変わります。
人工歯根を顎の骨に固定するため、噛んだ感覚が伝わりやすく、天然の歯に近い噛み心地を目指せます。
人工歯にはセラミックなどが用いられることが多く、天然の歯に近い色やツヤを再現しやすいのが特徴です。特に前歯など目立つ部分では、見た目の自然さが重視されます。
ブリッジのように両隣の歯を削る必要が基本的にないため、残っている健康な歯をできるだけ守りながら補える可能性があります。
歯ぐきを切開し、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科処置をおこなうため、術後に腫れや痛みが出ることがあります。治療部位によっては神経や血管が近く、リスクをゼロとは言い切れません。
人工歯根と骨が結合するのを待つ必要があるため、治療開始から人工歯が入るまでに、ある程度の期間がかかります。
インプラントは原則として保険が適用されず、自費診療となるため、費用が高額になりやすい治療です。治療前に、費用の内訳をしっかり確認しておくことが大切です。
インプラント自体はむし歯になりませんが、清掃状態が悪いと、インプラント周囲の歯ぐきに炎症(インプラント周囲炎)が起きることがあります。長く使い続けるためには、治療後の定期的なメインテナンスと毎日のケアが欠かせません。
インプラントは、すべての方に適した治療ではありません。たとえば、顎の骨の成長が終わっていない成長期の方、顎の骨の量が不足している方、歯周病が進行している方、糖尿病などの全身疾患のコントロールが不十分な方、妊娠中の方などは、そのままでは治療が難しかったり、時期を見送ったほうがよかったりする場合があります。
こうした場合でも、先に必要な治療や準備をおこなうことで可能になることもあれば、別の治療法のほうが体への負担が少ないこともあります。
大切なことは、お一人おひとりの状態に合わせて、無理のない方法を選んでいくことです。
歯を失った部分を補う方法は、インプラントだけではありません。両隣の歯を支えにして人工歯を固定する「ブリッジ」、取り外し式で幅広い欠損に対応しやすい「部分入れ歯」など、それぞれに特徴があります。
これらを見ながら、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。当院では、それぞれの治療法の特徴を分かりやすくご説明し、患者さまと一緒に、納得のいく選択を考えることを大切にしています。
クリニックに直接お問い合わせ下さい。
大きな違いは、支え方と、周りの歯への影響です。インプラントは顎の骨に人工歯根を固定するため単独で支えられ、周りの歯を削らずに済むことが多い一方、外科手術が必要で費用も高くなります。ブリッジは両隣の歯を削って支えにする固定式で、入れ歯は取り外し式です。それぞれにメリット・注意点がありますので、お口の状態やご希望に合わせて、一緒に検討していきましょう。
いいえ、すべての方に適しているわけではありません。顎の骨の状態や、歯周病の有無、全身の健康状態などによっては、そのままでは難しい場合や、時期を見送ったほうがよい場合があります。まずは検査でお口や全身の状態を確認し、インプラントが適しているかどうか、他の選択肢も含めてご説明します。
インプラントは原則として保険が適用されず、自費診療となります。費用は本数やお口の状態によって変わりますので、治療前に内訳を含めて分かりやすくご説明します。ご不明な点は、遠慮なくお尋ねください。