執筆者
きむら歯科
院長木村 謙治
経歴
- 2016年4月~
2018年9月医療法人知慈会 ふじた歯科クリニック - 2018年10月~
2021年12月冨士田歯科医院 - 2022年1月~ 現在 園部歯科
- 2026年8月きむら歯科開業
人は年齢を重ねるにつれて、身体全体が少しずつ変化していきます。それは、お口の中も同じです。歯や歯ぐきの状態、むし歯や歯周病のなりやすさ、起こりやすいトラブルは、年代によって変わっていきます。だからこそ、歯科治療や予防も、年齢や成長、お口の環境の変化に合わせておこなうことが大切です。和歌山市六十谷のきむら歯科で、生涯にわたって地域のみなさまの歯の健康をお支えします。
赤ちゃんの歯のもとは、お腹の中にいるころから少しずつつくられ始めています。まずは、バランスのよい食事を心がけましょう。また、妊娠中はお口の環境が変化し、むし歯や歯周病になりやすくなります。妊娠中の歯周病は、早産や低体重児出産のリスクを高めるといわれているため、体調が安定した時期に一度、健診を受けておくと安心です。
最初の乳歯は、生後半年ごろから生えてきます。歯が生え始めると、同時にむし歯のリスクも生じるため、濡れたガーゼでやさしく拭いてあげるなど、簡単なケアから始めましょう。生まれたばかりの赤ちゃんのお口に、もともとむし歯菌はいません。多くは、身近な大人のお口からうつってしまうものです。まずは大人がきちんとケアを受け、お口を清潔に保つことが、赤ちゃんを守ることにつながります。この時期から歯医者に慣れていってもらえると、その後の通院もスムーズになります。
乳歯は大人の歯よりやわらかく、むし歯になりやすいうえに、進行も早いのが特徴です。「だらだら食べ」はリスクを高めるため、食事やおやつは時間を決めて与えるようにしましょう。また、このころから定期健診に通う習慣をつけてあげることが、将来までお口の健康を保つ大切なポイントになります。当院では、お子さまが慣れることを大切に、無理のないペースで見守っていきます。
歯ブラシを持たせて、歯みがきの習慣をつけてあげましょう。ただし、まだお子さまだけでは汚れを落としきれないため、ご家族による仕上げみがきが欠かせません。また、指しゃぶりや頬づえ、唇を噛むといったクセは、歯並びや噛み合わせの乱れの原因になることがあります。こうしたクセはご家庭では気づきにくいものですが、早いうちに見つけて整えてあげることで、将来の歯並びへの影響を抑えられることがあります。気になるクセがあれば、早めにご相談ください。
最初の永久歯である「6歳臼歯」が生えてきます。この歯は溝が深く複雑で、汚れがたまりやすいため、むし歯になりやすい傾向があります。引き続き仕上げみがきをしてあげるとともに、定期健診で専門的な予防処置を受けましょう。歯並びが形づくられていく大切な時期でもあります。当院では、お子さまの顎の成長を活かした小児矯正に力を入れており、定期的に通っていただく中でお口の状態を見守ります。もし本格的な矯正が必要だと判断した場合には、信頼できる専門の医院をご紹介します。
永久歯が生えそろい、顎の成長も完了します。親知らずが生え始める方もいます。学校や部活、塾などで忙しくなる時期ですが、お口のことも気にかけてあげてください。この時期に定期健診を続けておくことが、その後のお口の健康につながります。できるだけ、通院の習慣を絶やさないようにしましょう。
歯周病にかかる方が増えてくる時期です。「歯ぐきが赤く腫れる」「歯みがきで血が出る」といった症状は、歯周病の初期によく見られるサインです。早い人では、20代後半から気になり始めることもあります。気づいたら、できるだけ早めに診察を受けるようにしましょう。歯周病は、喫煙やストレスの多い生活でリスクが高まります。また、妊娠を考えている方は、妊娠前に一度健診を受けておくことをおすすめします。
歯周病にかかる方が増え、リスクが高まってくる時期です。これまで以上にていねいなセルフケアを心がけ、定期健診で専門的な予防処置を受けて、お口の健康維持に努めましょう。また、歯の黄ばみや銀歯など、見た目が気になり始める時期でもあります。お悩みがあれば、ホワイトニングや白い詰め物・被せ物などをご検討いただけます。
歯周病のリスクがさらに高まるとともに、この年代から意識したいのが、お口の「機能」の変化です。噛む力や飲み込む力、舌の動きといったお口の働きは、加齢とともにゆるやかに衰えていきます。見た目や痛みのように分かりやすい変化ではありませんが、早い段階から意識しておくことで、いつまでもご自身のお口でおいしく食事を楽しむことにつながります。気になる症状がある方は、定期健診の際にご相談ください。
これまで蓄積してきたお口の状態が、はっきりと表れてくる時期です。歯を失う方も少しずつ増えてきますが、失った歯をそのままにすると、噛み合わせや残った歯にも影響が及びます。入れ歯などで「噛む」「話す」という機能をしっかり回復させることが大切です。あわせて、歯周病やお口の機能の管理も続けていきましょう。
ご自身の歯をできるだけ多く保つことが、食事や会話、そして全身の健康にも関わってきます。お口の機能の衰えは、食べこぼしやむせ、滑舌の変化といった形で表れることがあります。気になる変化があれば、お早めにご相談ください。定期的なメインテナンスで、お口の状態を保っていくことが大切です。
ここまで歯を保てるかどうかは、それまでの予防やケアの積み重ねによって大きく変わります。歯を失ってしまった場合も、入れ歯などで機能を補いながら、残った歯を大切に守っていきましょう。
「8020(ハチマルニイマル)運動」をご存じでしょうか。これは、80歳になっても自分の歯を20本以上保とう、という取り組みです。20本の歯があれば、多くの食べ物をおいしく噛んで食べられるといわれています。日々の予防とケアの積み重ねが、この目標につながります。
人生100年時代といわれる今、お口の健康は、いつまでも自分らしく暮らしていくための大切な土台です。ご自身の歯であっても、入れ歯であっても、「噛める」「話せる」状態を保つことが、食事の楽しみや全身の健康、生活の質(QOL)の維持につながります。お口のことで気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
和歌山市六十谷のきむら歯科は、生まれる前から高齢期まで、それぞれの年代に寄り添った治療と予防をご提案します。お子さまが通ってくれることで、親御さま、そしておじいちゃん・おばあちゃんへと、ご家族みんなで通っていただける。そんな、地域の皆さまのお口の健康を生涯にわたってお支えする医院を目指しています。
どうぞお気軽にご相談ください。